春の養生が一年で一番大切。


つよい風が吹き、動植物も目覚め始めるように、人間も心身ともに目覚めるのが春です。不安定な状態になりやすい時期ですので、自律神経系の乱れに注意しましょう。身体的疲労はもちろん精神面でも、感情のコントロールに気をつけましょう。


東洋医学では、春は『肝』の気が主体となって動く季節だと言われています。そのため『肝』を補うことが大切とされています。東洋医学でいう『肝』の働きは、西洋医学でいう肝臓の働きと全く同じというわけではなく、肝臓の本来の働きである血液の貯蔵、分配、解毒などのほかに、目や筋肉、情緒のコントロール機能などまで広範囲にわたっています。



『肝』の気は上昇する性質をもっていますが、春の陽気に刺激されて肝気がのぼり過ぎることがあります。それが、目の充血や頭痛、イライラ、不眠症、情緒不安定、血圧が上がるなどの症状になるのです。また、肝はホルモンバランスと関係が深いので女性の生理不順が起こりやすいのも、この季節です。そのようなときには、酸味をもつ食物や、春が旬のセロリやせり、あさり、はまぐり、帆立貝など、肝の働きを調節してくれる作用をもつ食物をとるとよいでしょう。


特に今年はコロナウイルスの影響で休校、在宅勤務などいつもとは違う環境や状況にさらされてストレスを感じている人も多いと思います。この春の過ごし方によって、梅雨や夏の体調が左右されますので、どうかみなさまお気をつけてお過ごしください。


自律神経系の調整やストレス緩和に鍼は有効です。ぜひご利用をお勧めします。

0回の閲覧